歯科
犬の歯科処置 スケーリングについて
犬の歯石は、早い場合には3歳ごろからひどくなります。歯石が特につきやすい犬種はトイプードル、イタリアングレイハウンド、ダックスフント、ヨークシャーテリア、マルチーズなどがあげられます。
一度ついてしまった歯石は歯ブラシやサプリメントでは落とすことはできません。また無麻酔で行うハンドスケーラーはベテランの獣医師でなければエナメル質に傷をつけてしまい、一時的に歯石を減らすことはできますがエナメル質の傷は治すことができないので、あまりお勧めはできません。
歯石除去の最も安全で確実な方法は、全身麻酔での超音波スケーラーで行い歯石や汚れを除去したのち、ポリッシングで歯の表面を研磨します。この最後のポリッシングが歯のエナメル質の表面のわずかな凸凹を無くし、歯垢や歯石をつきにくくするのです。当院ではすべての歯のポリッシングを行って、歯が白くツルピカに保てるように処置をしています。
ただし歯科処置できれいになった後は、毎日の歯ブラシがとても重要です。ヒトと同じできれいな歯は長生きの秘訣ですので、一生付き合えるようにがんばりましょう。
いりえ動物病院では、残存乳歯の抜歯(避妊手術や去勢手術と一緒にできます)も承っています。またスケーリングは16-17歳まで麻酔前検査で安全性を確かめられればお受けすることができます。お気軽にご相談ください。