避妊・去勢手術
猫の去勢手術(中性化手術)
都心部で家の中で暮らすほとんどのオス猫たちは去勢手術を受けています。でも初めて猫を飼われる方は、いつ手術をしたら本当にいいのか、と悩まれているのではないでしょうか。

昔は、あまり早く手術を受けると、尿道が細くなる、膀胱炎や尿道結石症になりやすい、太りやすい、お腹を壊しやすい、などなど様々なことが言われていましたが、最近はこれは間違いだということがわかっています。

最近の知見としては、アメリカで行われた大規模な調査や近年までの様々な調査で、若齢で去勢手術を受けた猫たちに、尿道の太さや長さが狭くなったり短くなったりすることはなく、活動性が落ちるということもなく、消化器系、骨格、筋肉、寿命、肥満、などに影響はなかったとのことです。
そういってもあまり早い時期から手術をお勧めするわけではなく、いりえ動物病院では5-6か月以降での去勢手術をご案内しています。ワクチンが終わり免疫系がしっかりして、ご飯もしっかり食べれるようになってきてからのほうが安心できますね。

手術後は1ヵ所傷がつくだけで、ほとんど外観は変わりません。2-3日は傷をなめないようにエリザベスカラーが必要ですが、抜糸も必要ありません。ただし全身麻酔をかけますので、麻酔前の検査はレントゲン検査、血液検査をしっかりいたします。ご相談はいつでも受けますので、お気軽にお尋ねください。